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「ぷちコム」2003年8月掲載 |
今回は、「山であそぼう!」です。決して登山ではありません。あくまでも子どもの目線でぶらぶら遊ぶことを提案していきます。
子どもの目の位置は、大人よりずっと地上に近いところにあります。その上、視力は大人より良いのが一般的です。大人が見逃すようなものでも、好奇心旺盛で視点が低い子どもは発見することが多いのです。
そんな子どもの特性を、フルに生かすあそび場の一つが山なのです。山には木があり、落ち葉があり、木の実やキノコがあり、昆虫が住み、大きな岩もあります。子どもにとっては新鮮な感覚を体験しながら楽しめる遊園地以上の場所となります。
昨年の秋、岐阜県にある「やな谷山」に、小学1年2名、小学3年1名を連れて行った時のことをお話しましょう。「やな谷山」は、飛騨金山の岩屋ダムの北にある山です。地元の市民登山も行われており道もしっかりしています。
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パラパラと小雨降る中、スタートしてすぐに、沢ガニが登山道を横断していた。子どもたちは、目を輝かせ追いかける。そして、「どうして山にカニがいるの?」という疑問にぶつかった。そこで「さるかに合戦」の話をすると、「なるほど昔から山にもカニがいるんだ」と妙に納得。
次のターゲットは、巨大カエル。わくわくしながら手で捕まえ、大漁の手応えを楽しみながら「それにしてもデカイ、スゲェー」と目を丸くしながらニコニコ顔で感嘆の声。
朴の木の大きな葉っぱでお面を作ったり、どんぐりを拾ったりしながら頂上に向かう。この山は照葉樹が多く、四季を通して自然が楽しめる。この時はちょうど紅葉の時期。色づいた葉の変化に興味を示しながら登っていく |
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「これはなんだ! キノコのお化けか?」という大きな声が聞こえる。道の真ん中にある切り株の横から巨大なキノコ群のオブジェが誇らしげにお披露目しているようだ。「食べられるかな?」「何か未来都市の模型みたい。」「アニメに出てきそう。」など子ども達の会話が弾んでいる。
そこのすぐ近くの木に「熊の爪跡」を発見。子ども達は自分の手を合わせて「でっかい。」「木にこれだけの傷をつけるからすごい力があるよ。」と見えない熊への想像をふくらませていた。
頂上付近に幹に穴があいた大木を見つける。「あの穴に入っていい?」と子ども達からの声。蜂の巣がないか確認して入れる。入ったとたん子ども達は「トトロの世界」にトリップしていた。
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子どもにとって、好奇心ほど向上心・探求心・想像力につながるものはないと思います。これは「山」であれ「川」であれ「海」であれ自然から得られる機会が多いのです。反対に親の発言や行動でその好奇心を阻害することはよくあります。たとえ子どもが自分の苦手の生き物を捕まえたとしても、ニッコリ笑顔で「どんな感じ?」「よく捕まえたね。」ともっと好奇心を高める発言に心がけたいものです。
山まで出かけなくても、都心の公園や森林公園などでも同じような体験はできると思います。今までの散歩から生き物探検、木の実探しなど五感を自然に働かせたような視点にかえれば有意義な体験ができると思います。
親にとって、「川」と同じように危険予知は大切な課題です。例えば毒で生命に危険を及ぼすもの「蜂」「まむし」「毒草」「毒キノコ」など事前学習しておいた方がよいでしょう。また、地形、天候なども把握しておいた方がよいですね |
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