落ち葉の季節を楽しもう!「ぷちコム」2003年11月掲載
11月に入り、里にも紅葉の気配がだんだんと感じられるようになってきました。
11月というと私の子どもの頃は、稲の収穫が終わり田んぼはもみがらを燃やす煙、一般の家庭の庭や公園や神社では落ち葉を集めて落ち葉焚きの煙。まち中けむり色とその「におい」で覆われていたような気がします。

その「におい」の中で、時折、子どもの嗅覚には誘惑的な甘い「におい」が...。その「におい」をたどれば...、そうです!焼き芋です。そこにたどり着けば、「坊主、芋食うか?」という子どもにとってはありがたいお言葉。そこには地域の老人やおじさんと子どものコミュニーケーションの場がありました。残念なことですが、今ではとても考えられないですね。

落ち葉の「ささやき」「悲鳴?」「におい」を感じてみよう!
先ずは、葉が落ちる木のある公園や山にでかけましょう。葉が落ちている木を見つけたらお子さんと一緒に静かに耳を澄ませて音を聞いてみてください。そ〜ら、聞こえるでしょう?「カサカサ」「ヒラヒラ」...。え〜!聞こえないって!!それならもう一度、心の目と耳で聞いてみてください。今度は聞こえたかな?

落ちている落ち葉を踏んでみよう。「ガサガサ」「バリバリ」「シャリシャリ」。葉の種類によって、悲鳴に聞こえたり怒っているように聞こえたり、愉快にしてくれる音を出してくれたり、色んな違った音が聞こえたでしょう?。そして、その時いろんな「におい」を感じたでしょう?。もし、感じなっかたら早急に耳鼻科に行ったほうが良いかもしれませんね。

落ち葉を体全体で感じてみよう!そして地球を感じましょう。
もし、落ち葉がたくさんある場所を見つけたら体全体で落ち葉を感じてみましょう。先ずは大きなゴミ袋か布袋があれば、そこに乾いた落ち葉を詰めていくつかクッションを作ってみましょう。そして、その天然のクッションの感触を楽しんでください。


十分楽しんだら、今度はそのクッションに詰めた落ち葉を全部取り出し、その中に体を顔だけ出して埋めてください。落ち葉と一体、そして地球と一体となった気分になったでしょう?ネイチャーゲームで言う「大地の窓」です。自分から見えているのは、まわりの木々や空、森の様子です。でも、まわりの森からは、私の眼しか見えないんですよ。地球の鼓動、大地や枯れ葉の暖かみ、風の音、ひょっとすると森の妖精も感じることができるかもしれませんね。

木の実笛の森に吸い込む音色を楽しもう!

どんぐり、椿の実など殻が固い実なら何でもできます。実の一カ所をコンクリートのような固いものに根気よく擦り続けて穴を開け、そこから中の実を砕きながら取り出せば出来上がり。楽なのは、一カ所だけ虫が穴を開けた木の実を探せば中身も空っぽで手間いらずです。鳴らし方は、ビンやペットボトルの口から息を吹き入れて音を出す方法と同じです。音のでる息の吹き方、方向をみつければ、澄んだ高い音がさわやかにひびきます

落ち葉を楽しむ良い場所は?
おすすめは、夏場しか開設していない照葉樹が多いキャンプ場です。例えば愛知県では定光寺野営場(11月まで営業しています。問い合わせ先 キャンプ場管理舎
0561-48-0350 開設期間以外は林野弘済会名古屋支部 (052-683-9248)などがあります。残念なことに、管理の行き届いた公園は、毎日掃除され落ち葉がほとんどなく、アスファルトの道が多いので落ち葉で出来た土のフワフワ感を楽しめる場所がすくないのが現状です。名古屋市庄内緑地公園の南側・西側、天白公園の周辺の小山あたりがなんとか楽しめそうです。

せっかく日本に生まれて日本で生活して日本の季節の情緒がわかるのだから、日本の秋を楽しみましょう。私の友人がカナダのトロント郊外に10年来住んでいますが、短い秋の落ち葉掃除は、「冬の雪かき」「夏の芝刈り」と並ぶ家事の中の重労働で、落ち葉を楽しむ余裕もなく格闘しているそうです。さあ!秋の落ち葉降る森に出かけましょう!