どんぐりコロコロ!「ぷちコム」2003年10月掲載
10月に入り、めっきり秋めいてきました。山からの紅葉の便りも耳にします。秋と言えば、食欲・行楽・実り・収穫など人間にとってそそられる言葉と一緒に使われる季節です。お子さんと一緒に秋の森を楽しんでみませんか?
「どんぐり」で遊ぼう!
秋の森で子ども達の人気ものといえば「どんぐり」。「どんぐり」とは、ブナ科に属し丸っこくて堅い実をつけるもので約20種類あります。形・色・味が少しずつ違います。

「どんぐり」と言うと、すぐに思いつくのはコマ・やじろべ−・ネックレスでしょう。これを作るには、キリなどの道具を使って穴をあけ爪楊枝や竹串を刺して作ります。小さくて丸っこくて堅い殻のどんぐりに穴をあけるわけですから慎重に作業します。「どんぐり」をペンチや万力などで動かないようにしてケガをしない工夫もしましょう。


道具を使うのはちょっとと思われる方には、タマゴパックを用意してください。これに、「どんぐり」をタマゴが入っていた数だけ入れて、まわりをビニールテープでぐるりと止めればできあがり。誰が一番早く、それぞれの穴に1つずつ入れられるか競争だ!

「どんぐり」の尖った部分を切り落とし(コンクリートでこすって削っても良い)、つばきの種の笛の作り方と同じように、そこから中の実をヘヤーピンや爪楊枝で取り出せば「どんぐり笛」のできあがり。息の入れ方を調節して良い音を鳴らしてみよう。

「どんぐり」はクラフトの素材としていろいろ使える便利なものです。みなさんのアイデアしだいで面白いものができると思います。

「どんぐり」を食べてみよう!
稲作がなかった縄文時代以前、「どんぐり」は貴重な貯蔵できる食材でした。「どんぐり」約20種類のうちそのままでも食べられるものは数種類です。ほとんどの「どんぐり」は、生のまま口に入れるとその渋さに驚くことになります。この渋みは「どんぐり」の中に含まれるタンニンのせいです。このタンニンをとればエネルギー源として優秀な食材となります。

そのままでも食べられるタンニンが少ない「どんぐり」は、スダジイ・ツブラジイ・マテバシイなどのシイの実になります。殻に包丁で傷をつけて、火で焦げ目が付く程度焙りますと、香ばしさがでてきて一段と美味しくなります。

また、殻と薄皮を取った実をつぶし15分ぐらい茹でてすり鉢で細かくつぶします。水をいれて耳たぶぐらいの柔らかさにねった白玉粉に、つぶしたどんぐりをよく混ぜます。小さく丸めて15分ぐらい蒸したらどんぐり団子の出来上がり。

同じ材料で、直径2cmぐらいの大きさに平たくのばして10分ほど焼けばどんぐりせんべいのできあがり

安心して遊べる森のある公園
愛知県には、県が管理している森林公園(尾張旭市)・昭和の森(西加茂郡藤岡町)・愛知県民の森(南設楽郡鳳来町)があります。海南こどもの国・庄内緑地公園にもどんぐりの木があります。岐阜県には県が管理している「○○○の森」という名が付く生活環境保全林が
28カ所もあります。
http://www.pref.gifu.jp/s11669/hozenrin/map.htm参照してください。)施設も充実しています。
いがいと近所の公園・神社にもどんぐりが植えられていることが多いと思います。秋晴れの時は、どんぐり探しに森へ行ってみましょう。