川遊びをしよう!「ぷちコム」2003年7月掲載
 みなさん、「あそび」という漢字は2種類あるということを知っていましたか?
 「遊び」と「游び」です。前者は「子どもが吹き流しのようにぶらぶら歩きまわること」
 「後者は子どもがぶらぶらと水に浮くこと」(学研・漢和大辞典より)ということだそうです。
 水と陸の違いはあるにしろ、どちらも、目的をもたずぶらぶらすることが「あそび」なのです。
 目的をもった時点で、それは、お母様達が好きな言葉「教育」「学習」となってしまいます。

 しかし「あそび」には「教育」「学習」では得られない「体験・体感」という
 子ども達にとって重要な要素があるのは事実です。かの「奇跡の人
 ヘレン・ケラー」でも水を初めて手にした時、 
 感動しながら「
WATER」という言葉を発したことはあまりにも有名です。
 前置きが長くなりましたが、今回は「游び」の方を取り上げてみましょう。
 子ども達は、水遊びが大好きです。十月十日お母さんのお腹の水に
 浮いていたわけですから当然といえば当然ですが。

 そこで、川遊びをおすすめします。お母様方にとって、川=汚い・ばい菌いっぱい・危険という
 イメージが強いと思います。確かに都市部およびその近郊の川では、とても川遊びをおすすめできません。
 幸いに東海地方には長良川という清流が流れています。岐阜県の関市や美濃市まで足をのばせば
 水質的には問題がないロケーションになります。名古屋市から車で1時間ほどで行くことが出来ます。

 河原には石がある、川には水の流れがある、そして生き物がいる。
 子どもにとっては、おもちゃの山です。子ども達は、石という素材を
 一つとっても、石を移動させ何かを創ったり、水に投げてしぶきを
 楽しんだり、石に落書きしたり、石で川の流れを変えようとしたり、
 ダムを作ったり、きっと右脳がフル回転となるでしょう。

 それでは、親は黙って見ていればいいのか?というとちょっと違います。
 親も童心に戻って子どもと同じ目線で一緒に「あそぶ」が重要となります。子どもは意外と親の顔色を
 見ながら行動しています。一緒に「あそぶ」ことで、子どもにとって、もっと冒険しやすい環境ができる
 わけです。それから、子どもがびっくりするような、「さすがお父さん・お母さん」と思わせる演出を
 考えていくのも良いと思います。

 最後に、親にとってもっとも重要なポイントは危険予知対策です。あまり過度になる必要は
 ありませんが、命に関わるところはしっかり用意しておきましょう。

 例えば強い日差しなら、「帽子」「日焼け止め」「サングラス」
 「長袖
Tシャツ」を用意して、お子さんを日射病やひどい日焼けから
 守ってください。川に流されそうな所では、ライフジャケット(自分も
 付けておいた方が良い)を着用して、最悪の事態を避けます。
 体を冷やしすぎないように、時間をみながら時々体を温めてください。

 危険予知をしっかりして、親も童心に戻って、
 子ども達と川で「ぶらぶらとあそぶ」、そんな1日をつくってみられたらどうでしょうか?