どろんこ遊びをしよう!「ぷちコム」2003年4月掲載

新緑が野山にもえ、子ども達は水あそびが恋しい季節となりましたね。
今回は、子ども達が大好きなどろんこ遊びについてお話したいと思います。

子ども達が、水たまりを見つけると、水に足を入れ、泥を手でいじり始めてしまいます。誰が教えるわけでも、他の子の真似をするのでもなく、「ぬるぬる」、「ぐちゃぐちゃ」の感覚を自分から楽しみ始めてしまいます。不思議ですね。


一説によれば、人間がまだ両生類だった頃の記憶や原始の時代水際で生活していた頃の記憶が脳に刻まれているとも言われています。

5月も下旬になれば、田んぼに水が張られ田植えのシーズンとなります。水が張られると、あら不思議、カエルが鳴き始め、タマゴを生み、オタマジャクシが現れ、ザリガニ、ドジョウがでてきます。それをエサにしようとサギの仲間がやってきます。トンボも子孫を残そうとタマゴを生みにきます。ほかにも沢山の生き物が集まってきます。

本来、子ども達にとって遊びのパラダイスである田んぼも、この頃、入れない子が増えているのも事実です。それは小さい時から、親御さんがどろんこ遊びは汚れる・汚いと叱って育ててきたためではないかと感じています。また、今ではどろんこ遊びができる場所が少なくなっているのも確かです。

田舎のおじいちゃん・おばあちゃんや親戚のある方は、思う存分生き物探しやどろんこ感覚を楽しめますが、そうではない方はなかなか体験できないですよね。

実は私の所有している岩倉市にある田んぼの一部をどなたでも自由に遊んでもらえるように年中開放しています。その名を「ベルナーたんぼランド」といいます。ちょっと自分が経営しているお店の名前をもじっているのはご愛敬です。前回紹介した「わくわく体験隊」で6月27日(日)に古代赤米の田植えを行います。どろんこ感覚を楽しみながら手で植える田植えを体験できます。全身どろんこになっても大丈夫。ドラム缶風呂も用意しております。この機会に参加されてはどうでしょうか?

どろと言えばどろ団子。適当な湿り気があれば、おむすびをつくる要領ですぐできます。これを、しっかり握り、できるだけ球に近い形に整え、磨きをかければピッカ団子ができます。うまく磨くと本当にガラスのような透明感が出てきてどろ団子とは思えないほど光輝きます。磨き方にコツと根気が必要です。自分の子どもが保育園の時、時間を忘れるぐらい夢中になって作っていましたよ。子どもなりに職人の技を習得していく姿に感心させられました。


どろ(粘土)を機能的・実用的な器のデザインにして焼くと、土器となります。子どもの飾り気のない大胆な作品は、ひかれるものがあります。普通の陶芸用粘土では乾燥に何日もかかりますが、作ったらすぐに焼きたいのが心情ですよね。実はそんな粘土があるのです。その名も「すぐやく粘土」1
kg368円です。(お肉より安い)

バーベキューなどで炭を起こした時、その炭の上に置くだけで焼けます。キャンプに持って行けば楽しみも一つ増えます。出来具合は、縄文土器のような感じで焼けます。素焼きですので、ちょっともろく水は漏れます。細かなデザインには向きませんが、大胆なデザインでつくれば縄文の雰囲気漂う作品ができます。植木鉢には最適な素材だと思います

大人も最初はためらうかもしれませんが、一度どろんこになれば子どもの頃、いや両生類だった頃の能に刻まれた記憶がよみがえりテンションが上がります。お子さんと一緒にどろんこ遊びをする日が年に1度ぐらいあってもよいのではないでしょうか?

きっと日頃のストレスが解消されますよ