キャンプだホイ!「ぷちコム」2003年9月掲載
「この時期にキャンプ?」と思われる人も多いと思いますが、私の個人的な感覚から言わせて頂ければ5月、9月、10月はキャンプのベストシーズンなのです。

昼間は暑くもなく寒くもなく、朝夕はちょっと冷え込んで焚き火が恋しくなるキャンプに最適な季節なのです。

今回はキャンプのノウハウやうんちく、道具の選び方や使い方など細かい内容は避け、私の子どもと一緒に行ったキャンプの実体験のお話しをすることで、キャンプに興味を持って頂ければと思っています。

娘の朱里は生後9ヶ月、息子の岳史は生後11ヶ月でキャンプデビュー。それも5月の下旬。朝夕はかなり冷え込む季節のテント泊です。これは、10年ほど前、滋賀県マキノ町で、キャンプグッズメーカーやカヌーメーカーを呼び、琵琶湖キャンプ&カヌーフェステバルというイベントを運営するスタッフの一人として私が参加していたため、その犠牲となってデビューということになりました。

 
乳幼児でもお散歩が好きなように、子どもはいつもとは違った刺激を本能的に求めています。いつもと違った環境に連れていくだけでも、子どもの成長にとっては有意義なことになるでしょう。キャンプは年齢に関係なく、まさにその要素が凝縮されているイベントではないでしょうか?

例え赤ちゃんでもテントを叩く風の音、初めて見る湖、湖の波の音、カヌーの心地よい揺れ、水のにおい、焚き火の明かり・におい・暖かさなど、無意識のうちに脳のシワに刻まれていくことでしょう。

乳幼児の場合、ミルク、離乳食、おむつ、ベビーカー、体を拭くお湯、寝具などどうすればよいの?と不安になるかもしれませんが、お湯を沸かす携帯用コンロと鍋、洗面器があればお湯に関わるものはOK。ベビーカーは折りたたみがコンパクトにできるもの、おむつは紙おむつがある、寝具はちょっと大きめの封筒型の寝袋がれば子どもを湯たんぽがわりに寝られます。

おむつが取れた子どもは多めの着替えを用意しておけば
OK。遊び道具は、プラスチックのシャベルやバケツ、魚や昆虫を捕まえるタモ程度があれば十分。子どもなりに知恵を使って遊びます。少々泥んこ、水びたしになっても叱らずにニコッと笑って「洗えば良いから」と親の余裕を見せましょう。
テントが大変だと思われる方は、バンガローやコテージを借りても良いでしょう。何しろ「日頃生活している環境と違う環境を楽しむ。」「不便を楽しむ。」「知恵を使うこと・汗をかくことを楽しむ。」が原則。これって子どもの遊びの原点だと思いませんか?

最後に「お母さんのらくちんキャンプ術」を伝授しましょう。

1.子連れの(特に乳幼児がいる)場合、独身の若い人を誘いできるだけ多く同行させるべし! 
独身の人達は、赤ちゃんや子どもが可愛いと思う人が多い。自分の子どもを起きている間は任せてしまいましょう。一生懸命手抜きせず面倒をみてくれるはずです。これで、少しは赤ちゃんや子どもの世話から解放させてもらえます。

2.旦那にすべて仕切らせ、サポートに徹するべし!
キャンプ地の選定、キャンプの準備・後片づけ、食事の準備・後片づけ、子どもの世話すべて旦那に仕切らせましょう。奥さんは、見ていて歯がゆくても決して自分から手を出してはいけません。旦那が手伝って欲しいというまでじっと我慢です。段取りが悪くても、食事がまずくてもけっして不平・不満を言ってはいけません。子どもと同じで先ず褒めることです。その後、「もう少しこうしたら良いと思うけど」とアドバイスをしてやってください。男は単純です。その気になったらしめたもの。2〜3回経験すれば、「キャンプは俺が仕切るもの」ということが当然のようになっていきます。そのことで、奥さんは楽ができて、子どもに対しては父親の存在を示すことができます。


3.いつもの生活環境と違う環境づくりに心がけるべし!
ちょっとしたことですが、出来るだけいつも家庭で使っているものは利用しない。食器、炊飯道具などもキャンプ専用のものを用意しましょう。子どもはそれだけでも、いつもとは違うと感じるでしょう。これが大切なのです。実生活とキャンプ生活のけじめを付けることで、子どもの期待感は大きくなるのです。

いろいろ不安はあるでしょうが、先ずは実践あるのみです。この頃のキャンプ場は設備が整っており
それを旨く利用しない手はない。「○○と旦那は使いよう」って・・・そんな諺はなかったかな?